丹波市　O様　IS200ｔ　ASE30　エンスト　アイドリング不安定　燃費が悪い　ラフアイドル

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丹波市　O様　IS200ｔ　ASE30　エンスト　アイドリング不安定　燃費が悪い　ラフアイドル

丹波市　O様　IS200ｔ　ASE30　エンスト　アイドリング不安定　燃費が悪い　ラフアイドル

こんにちはCAR’S　PARKの宮本です

天気予報では「12月3日の夜から4日朝にかけ丹波地方でも積雪の可能性あり」と。

まるで冬がサプライズ訪問するかのような予告がされていました。

ところが3日の昼間はポカポカ陽気。「いやいや、こんなに暖かいのに雪なんて・・」と油断していたその瞬間、突然あられがバチバチと降り出し、冬の本気スイッチが入る音が聞こえた気がしました。

そして予報通り、3日の午後からはタイヤ交換ラッシュ。次々と押し寄せる車くんたち。

とにかく死にもの狂いで作業をこなす。「心ここにあらず、手と体だけはフルスピードで作業をこなす」もはや無心を通り越して悟りの境地。笑

迎えた4日の朝、窓を開けると山肌がうっすら雪化粧。

「やっぱり本当に来たか・・」と苦笑いしつつも、例年より早い冬本番の到来を実感。

男前な令和4年式　IS200ｔ　ASE30　走行9000ｋｍが入庫しました

何でも1ヶ月前に他店で中古車として購入されたみたいですが、「過去に一度アイドリングが乱れたことがある」のと、今朝通勤途中、急減速気味で一旦停止線で停車したところ「エンストした」ので一度診てもらえないかとの御依頼を頂きました

とりあえず診断機を接続。車輌の状況を診てみます。

ん・・？F/B学習値が-40％台を表示しております・・

あきらかに異常数値です。車が「燃料を減らせ、濃すぎるよ！」って必死に補正している状態です。

エアマス不良やF/Bセンサー不良、インジェクター不良に燃圧異常、二次空気の混入などが考えられます。

診断データも診ながら、どう診断していこうかと考えながらも同時にエンジンルームも点検。

エアクリーナーボックスとエアダクトホース辺りに視線を滑らせた瞬間、「ん？なんか気持ち悪い・・」という違和感センサーが反応。パッと見はエアクリーナーボックスとエアダクトホースがちゃんと繋がっているように”見える”のですが、どうも空気感が合わない。

そこで改めて近づき触ってみるとーー

はい、予感的中。

かっちりと刺さっているはずのエアーダクトホースが、実は抜けていてエアダクトホースのジャバラのスプリング効果でエアクリーナーボックスに接触している状態でした。

普段はかろうじて接触しているので多量の二次空気を吸いっぱなしにはならず、なんら普通に走行できる状態。

しかし、急発進や急減速でエンジン本体が傾くとエアクリーナーボックスとエアダクトホースが離れてエアマス下流で二次空気を吸い込みエンジン不調となるようです。

こちらが正常なエアクリーナーボックスとエアダクトホースの位置関係。

上画像と違いますね。

正常な状態でエアダクトホース接続後、診断機にて数値の確認。

F/B補正値、F/B学習値も範囲内でよろしいようです。

今回の修理ですが、以前どこかの修理業者が正しく作業出来ていなかったことが原因でした。

無事にお客様へ納車させていただきまして、その後お客様から一本のご連絡。

「燃費、以前よりリッターあたり2ｋｍ伸びました！」　とうれしい報告をいただきました。

そう、整備士にとって何よりもうれしいのは”ちゃんと良くなったね”とか”乗りやすくなったよ！”とお客様に喜んでいただけることなんです！その言葉が届いた瞬間、整備士の心に小さなファンファーレが鳴り響く。と

そんな元気もいただいておきながら、ありがたくお金も頂く。笑　

この流れがやっぱり最高なんですよね。