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マツダ ロードスター NDERC ND5RC 異音 足廻り 下廻り ブレーキ時 ギシギシ 

こんにちは CAR’S PARK の 宮本 です

10月も後半から朝晩の冷え込みが一段と増し、気づけばもう11月

日中との寒暖差も大きくなり季節の移り変わりを実感する今日この頃

そんな中、私も季節先取り(?)でインフルエンザの予防接種してきました 

お美しい先生が 「ちょっとチクっとしますよ~」と優しく声を掛けてくださったのですが

その ”チクッ” の一言が、逆に針が入る瞬間を想像してしまいまして   ”あっ、もう来るぞ・・いや、まだ

か? まだ? そろそろチクッと 来(く)んのか~い? 来(こ)んのか~い? こ~へんのか~い!” 

みたいな  もうねー、まるで脳内吉本新喜劇です

けっして注射がニガテとかではないのですが、いい歳したおじさんが ”チクッ” ごときでそんな無駄に緊張感の

あるやり取りを自分の中で繰り広げてしまいました・・

皆さまも体調にはくれぐれもお気を付けください。


マツダのロードスター。

屋根を開けた瞬間  風、匂い、季節 全部が自分の中に飛び込んでくる

走らせるだけで 楽しさ を教えてくれる まさに名車ではないでしょうか・・

こちらのロードスター オーナー様に愛されいつもピカピカに磨き上げられています。

そんなロードスターが2日ほど前から、「 走行時にハンドルを切ると前の方から何か変な音がする 」 との

オーナー様からの訴えです。


早速試運転しようと乗り込み発進 と同時に異音発生。

歩くような、極低速からブレーキを掛けても同じような音が発生します

フム・・フム・・・ 確かに車輛前部の車底部付近(エンジン下?)と思われる辺りから聞きなれない

ギシギシともギュッギュッともとれる異音が・・

何度か同じ動作をくりかえして再現できることを確認。まだお客様も隣にいらっしゃるので異音の再現方法

をお伝えし、運転交代。 自分は車輛の外から異音の発生源を探ります。

どうもフロントの足廻り近辺の様です 一旦、お客様と運転を交代し、ドライブオンリフトへ車輛を移動させま




リフトを上昇させ、リフト上でお客様に20cmほど前進してはストップ。いったんバックで下がりまた同じ動

作を繰り返す。

そして私が車輛下から聴診器を使いながら異音の発生源を探していきます


聴診器をエンジン下のアンダーカバーにあててみたところ、あきらかに大きな

音が聞こえます


一旦アンダーカバーを取り外しもう一度ストップ&ゴーの動作をしてもらいます

が、  ?・・  ?・・・ 音がしなくなりましたね??


まさか・・? アンダーカバーが異音の原因!? 

どうやらフロントメンバーに取り付けられたアルミ製のアンダーカバーが音の

発生源のようです。

原因を突き詰めるとアンダーカバー取付ボルトの締付トルク不足により車体のフロントメンバーのゆがみに対し

てアルミ製アンダーカバーとの摩擦により異音発生となったらしいのです。

ロードスターに関してはアンダーカバーがアルミ製となっておりますが、通常多くの車両のアンダーカバーは樹

脂製となっており締付トルクうんぬんで異音が出るなんて考えもしないことでした。

しかもロードスターの場合エンジンオイル交換時に、このアルミ製アンダーカバーを取外さなければエンジンオ

イルドレンボルトにアクセスできないことからおそらく前回のエンジンオイル交換時に作業したあとアンダーカ

バー締付トルクが少し甘かったのではないかと推測されます。

しかし、私自身そのような経験は初めてでアンダーカバーの締付不足であのような異音が発生するとは正直驚き

ましたし、あの極低速状態での発進、停車でフロントメンバーに変形が起きていることにも驚きでした。




ところで前回のエンジンオイル交換作業をしたときって申しましたが・・



そう・・・ 前回オイル交換をしたのは・・ はい。 すみません。・・  当社・・私なんです・・・。 

ちなみにこちらのロードスターは当社の管理車両でして、その前も、またまたその前もずーと当社でメンテナン

スさせて頂いておりますが、こんなことは初めてでした。

自分で緩め、締付、「この音なんだろう?」と首をかしげるという見事なブーメラン。 。やってしまいました

早速修理書でロードスターのアンダーカバーの締付トルクを確認。

正式名称はフロントクロスメンバアンダカバーらしく締付トルク 32ー38 n・m と記載がありました。

アンダーカバーは、このぐらいで締めておけば大丈夫であろうが完全に間違いでした。

言い訳になってしまいますがアンダーカバーを手締めしたとき、「これくらいのトルク感ならいけるだろう」と

経験頼みで作業してしまったのです。 結果、締付不足から異音発生。

もちろんオーナー様にはきちんとお詫びを申し上げました。不安なお気持ちにさせてしまったこと本当に申し訳

なく思っております。


ほんの少しの油断が車を通して返ってくる・・本当に機械は正直なものですね

「感覚ではなく 確実に。」を心に刻んで作業。今回の反省を次の一手につなげていきます

今回の出来事は忘れられない整備士人生の教訓になりましたが、

そんなアンダーカバーにあらためて感謝・・です。

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