丹波市 丹波市M様 ボルボ XC60 エンジンかからない 始動せず ② CAR’S PARK  カーズパーク

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丹波市M様 ボルボ XC60 エンジンかからない 始動せず ②


こんにちは CAR’S PARK の 宮本 です

今日は前回から引き続きの ボルボXC60 エンジン始動できず の故障診断ですね

では、早速作業にまいりましょ っと!



前回お話ししましたエンジン始動に必要な 3要素 を診ていきます

まっ、簡単に診れるものから見ていくとして3要素の一つ良い混合気を作るおおもと、燃料がエンジンまで送ら

れているか?を診てみます

簡単にと申しましたが最近の車輛は電子制御が進みまして燃料経路に取り付けられた燃料圧力センサーにて常

にその情報を車輛が把握しています したがって車輛に接続した診断機によってその数値を読み取ることにより

実際に燃料が送られているか、否かを簡単に判断できます


診断機にてクランキング時の燃圧を診てみました が、 


あれ・・れ・・。 。   燃料が送られていませんね。

低圧側圧力 ゼロ です



結果、燃料がエンジンに送り込まれていないのでエンジンが始動出来ない

ことはわかりました

あとは、いったい何が原因で燃料が送り込まれないのかを特定しなければ修理

できません

まずはXC60のシステムと電気回路を資料から読み取ります

燃料がエンジンまで送られてこない → 燃料ポンプ動いてる? 

まず燃料ポンプの電源からチェックしていきます

関係するヒューズの確認、リレーの確認 リレーはヒューズBOX一体のDMEユニットに組み込まれているよう

ですここが原因でなければいいのですが・・ 部品が高そうです!

良かったです 余計な心配で大丈夫でした しっかり電源出力されていますね


どんどん追っかけていきます! 後部座席も取っ払いクッション下の燃料ポンプ手前での電源テストも問題なし

アースもしっかりとれてます!


あとは燃料ポンプ部分でのテストを・・ したかったのですが・・  

なんとXC60さん

燃料ポンプの サービスホール が ありません! 。 。




ん~~。  燃料タンク下し 決定! 涙  ほぼ満タンじゃん・・


( サービスホールとはなに?なんですが通常、車両の外 車底部に燃料タンクが取り付けてあっても車両室内の

ボデー鉄板が一部取り外しができる構造になっていてですねー この取り外してできたスペースをサービスホー

ルと呼びまして、そこから燃料タンク内にある燃料ポンプに容易にアクセスでき燃料タンクを下ろさずとも燃料

ポンプ交換などの作業ができる 

整備士にとっては3度の飯より嬉しくありがたい構造 なんですが・・)


とにかく、やらねば!・・ってことで

ほぼ満タンに近い燃料タンクを下ろすのはさすがに危険極まりないってことで

とりあえず 金魚鉢の水替え方式 でガソリンを抜き取ります

ジャッキを使って・・ マフラーをずらしてかわしながら・・ 

まだ頭の中では「なんでサービスホール作らなかったんだよ」と、ぶつぶつ唱えながらの作業・・笑

そしてなんとか下した燃料タンク!

燃料ポンプと燃料ポンプカプラーです


ん?!・・  一瞬原因はここか?と思いましたがどうやら接点焼けではなさそうです

ここの接点焼けも今まで何台か経験があります。しっかり点検しておきます!

よく見ると何か液状ガスケットのようなものが塗って組付けられているようですが なんなのでしょう?

燃料タンクから燃料ポンプを取り出して 

故障探求の正確さを確認するために単体テストをします

燃料ポンプに直接電源を入れてもポンプモーターが回りません。! 

エンジンがかからない 犯人確定 です。

ここでやっと部品発注なのですが、納期約2週間とのこと・・  


次回につづく

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